2011年06月28日

狂言 x Voice detox 講座 かわはら ゆな

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かわはら ゆな

凛とした立ち振る舞いで、ウラハラ藝大の舞台にたつ。

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ウラハラ藝大で『原宿オーディション』を展開中の(株)オー・エンタープライズ所属、かわはら ゆなさんは、十数年にわたって狂言の勉強をされてきた役者さんでもある。





その、かわはら ゆなさんが 2回に渡り、狂言の発声法と、オーストラリア国立演劇学校で学んだ(通称:NIDA)Voice studies をミックスした、オリジナルの講座『狂言 x Voice detox』を開催します。声の出し方、声を出すってことの大切さ、楽しさを知る、そんな機会になりそうです。

さてさて、ところで、かわはらさんが
狂言をはじめるきっかけは何だったのでしょう?

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昔、雑誌のライターをやっていたことがあるのですが、ある狂言師の役者の方のところに取材に行ったときに、素直に『狂言かっこいい!』て思い、私も是非やってみたくなったのがきっかけです。それから狂言をはじめ、ご縁ありまして野村万蔵先生のところにお世話になっています。狂言の勉強をはじめて、はやくも10年経ちますね。

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狂言の魅力ってなんでしょう?

やはりシンプルで笑えるストーリーが600年かけてシェイプされて、本当に面白いものだけが残っていて、それが現代にでも笑える話題であるところですかね。そのあたりは魅力ですし、室町時代という華やかで割と女性が強い時代にうまれたものなので、謡がイキなところです。

現代は狂言と能をバラバラにやることがあるのですが、本来はふたつ合わせて能学といって、この能楽はギリシャ悲劇のつくりによく似ているんです。悲しいお話の中にコメディが入っている。陰と陽って言葉がありますが、陰(いん)= 陰(かげ)っていうのが悲しい話、陽が明るい話、この2つががっちり組合わさった世界の中で存在するのが能楽で、陰が能、陽が狂言、という世界ができあがるんです。陰陽は昔の中国からある考え方ですが、世界中どこへ行っても通じる考え方ですからね。

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狂言の舞台では、「今日は雨が降っているので、カラッとやりましょう」と、シテ(主役)が舞台の上で方向性を決めてやっていきます。相手役はそのシテの意向を理解し、そのシテのリズムに合わせていくんです。今日は暑いぞ、晴れているぞってときはあんまりぎゃんぎゃん明るくやってしまうと、もう暑苦しいというふうになってしまうので、少ししっとりといきましょうという方向付けする。それをコントロールしていくのがシテの技で観客の顔をみて空気を読んで、その舞台にたった時に決めるんです。テンポ、スピード、ムード、テンションですよね。全ての音、気候、臭い、環境、今の時代とか、そういうものを考えながら舞台をつくっていくの狂言なんです。舞台監督はいません、演出家っていうのは主役であるシテがやっていくんですね。

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これ(※上写真)がオーストラリア国立演劇学校(通称:NIDA)で使っているドラマの教科書です。まず古代ギリシャの事を習うんですが、次に何を習うのかというと、日本の能、狂言なんですよ。それだけ、歴史があり世界から尊敬されています。

「Voice studies」ってどんなものなのでしょう?あと、かわはらさんのやられる「狂言 x Voice detox」はどういった講座でしょうか?

私がやろうと思っている講座は、私のオリジナルなのですが、オーストラリア国立演劇学校時代に、勉強してきたメソッド(Voice studies)と狂言の発声法をミックスしたものなんです。Voice studies というのは、海外では俳優やアナウンサー、政治家や企業でプレゼンを行なう人、学校の教師やツアーガイド等、声を使う職業の人が学ぶ西洋の発声で、歌うためでなく話すための発声法なんです。ボディーワークから入って、体をリラックスさせてから発声し、流れるようなきれいな発声をトレーニングしていきます。この Voice studies を日本の一般の方に広めたいと思ったんです。ただこれは西洋のメソッドですが、これに狂言の発声法をあわせてやる事によって日本人(日本語)の特徴やリズムを一緒にやることでより声を出す事の楽しさ、大切を体感していただければ嬉しいですね。

現代人は胸で息をすっているんですね。コンピューターやって、ぎゅうぎゅう詰めの電車に乗って、ストレスがたまっていく。声を出すって事が一番ストレスを発散できるんだと確信しています。細胞の隅々まで息をすって、わあーっと、声を出すことによって全ての細胞が活性化されていく。「もう、声をだしてしまいましょう!とにかく!」といった感じです。とてもスッキリするし、免疫力もあがっていく。演劇学校時代の先生に「日本に帰ったら日本で教えなさい」と言われました(笑)

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最近ではアメリカのアカデミー賞を受賞したこの映画にでてくるのが、いわゆる Voice studies の役割の一部なんですね。映画の中でやっていますよね、ちょっと面白い発声方法とか。そんなことも講座の中ではやっていきます。

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余談ですが、開催日の7月23日(土)、30日(土)はこのカレンダーにあるように、月がかけていっている時なんです。そういう時に声を出して発さんする事をやるっていうのは、detox的にとてもいいんですよ(笑)

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かわはら ゆな

女優&Voice detox coach

イギリス客船クイーンエリザベスII世号の乗員、日本航空グランドホステス、 広告代理店、雑誌の編集とライターを経て、CMディレクターに見いだされ 女優に転身。2000年より舞台、映画、CMに出演。また、翌年より和泉流狂言師 九世野村万蔵氏に師事。

2007年からは2年間オーストラリア国立演劇学校(通称:NIDA)のヴォイス・スタディーズ(声の研究科)に留学。ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット等にヴォイスを教えた、ビル・ペッパー氏(NIDAヴォイス・ヘッドコーチ)に師事。その後、NIDAのオーストラリア人俳優科学生にヴォイス・スタディーズと狂言を合わせた発声法を指導。また、女優としてもオーストラリアの舞台、映画、CMに多数出演。2009年に帰国後、舞台や映画に出演する傍ら、ITI国際演劇協会主催の外国人俳優向け狂言ワークショップにて、狂言指導の通訳を務める。2010、2011年には杏林大学にてゲスト講師として『演劇文化論(豪州)』を講義。また、即興の水墨画ライブペイントにも参加し、狂言の居語りとして出演。水墨画xギターx笛x笙とのコラボレーションを果たす。女優活動を続けながらライフワークとして狂言の居語り、謡の可能性を探求。2011年にヴォイス・デトックス設立。http://yunakawahara.jimdo.com/

7月23日(土)と7月30日(土)に行なわれる

狂言 x Voice detox 講座 の詳細は、

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をチェック!
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2011年06月22日

畑で会いましょう!

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梅雨の真っただ中。

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高田一信 教授 と タナカトウコ 教授 は畑仕事に汗をながす。

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ここは、東京の瑞穂町。高田教授の知人である、久保田正明さんの畑である。

高田教授が定期的に久保田さんの畑のお手伝いしていることあり、僕らも仲間にいれていただいた。

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久保田さんはこの畑の他、近隣数カ所で畑やっておられるが、ここでは今の時期、トマト、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ズッキーニ、いんげん、たまねぎ、レタス、かぶ、ねぎ、そして、じゃがいも にいたっては8種類も育てている。

畑は4、5年前に見よう見まねではじめたという、久保田さん。今では自らの育て方を確立した。たまに農家さんからも質問がくるようになったとか。

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じゃがいも、ゴロゴロ。8種類のじゃがいもを収穫。

土の中からでてくる、宝物、””大地からのありがたい恵み””です。

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ゴロゴロでてくるのも、草むしりなど、地道な作業あってのこと。

そうです、汗する背中があってこと。

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測道側には、ひまわり を植えました。

これからの夏に元気な顔をたくさん見せてくれることでしょう。

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そんな ひまわりをカーテンにして畑のど真中で、ベジ*タベル講座をしながら、こんなバーベキューができたらいいなあと、計画中の私たちです。

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僕もジーパンまくりあげて、土に挑む。

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畑仕事は小さい頃、実家のおばあちゃんの畑を手伝って以来かも。

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撮影:高田一信

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そして、この日は畑しごと終わりに、タナカトウコ教授の友人のジム、旗の台なかよしボクシング倶楽部へ。

今年3月にオープンしたばかりのジムだ。

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トレーナーは、

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赤パン先生こと、中野吉郎さん。
第39代日本ウェルター級チャンピオン。

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そして、ウォーミングアップをするこの背中。

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高田一信教授。

ボクシングをがんばる若者を応援し、自らもボクシングで体を鍛えている”現役” ”おやじボクサー” でもある。

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キャバクラ店の経営者でもある、高田教授だが、実は、赤パン先生こと中野吉郎さんも、キャバクラで働いていたことがあるらしい。キャバクラの話、ボクシングの話、共通点のある、このお二方である。

中野さんはこのジムを通して、こどもたちにボクシングの楽しさや、挨拶、礼儀作法はもちろんのこと、人の痛みが分かる人間が育っていってほしいという。こどもたちは、打つ、打たれるのボクシングで ”痛い” を経験する。このことで、相手に対して手をだす事の意味であったり、程度、加減だったりを自然と学んでいくのだろう。

旗の台なかよしボクシング倶楽部。

”なかよし” というのは、中野吉郎、”中(なか)” ”吉(よし)” からきています。

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このお二方も、すっかり なかよし になっちゃいました。

今度はリングではなく、畑で会いましょう!
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2011年06月14日

視線の先には

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ダヴィンチの仁術

その、視線の先には、

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「我々の考えている“手術”とは、芸術家の方々とそんなにコンセプトは変わらない仕事だと思います。即ち、“作品を作る”ことですから、いかに美しく、これを作品その物(者)である患者様が納得するか、ということです。」

歯科医師・吉野敏明先生のことばである。
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2011年06月01日

芽吹くものに

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これが、”ワレモコウ”
あっちが、”ちぢみほうれん草”
で、それが ”スナップえんどう” ね。

ああ、これは ”しどけ” ね。

山菜や自慢の畑になる野菜や花を紹介してくれる、阿部秋子さん。
昔から知っているような気にさせてくれる、元気で親しみあふれるそんなお母さんだ。

ネットや本で勉強し、いろいろな野菜や花を育てている。

ここは、岩手県山田町、大浦の小谷鳥地区。

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青々と元気な姿をみせるこの畑にも津波は押し寄せた。畑は海水につかり、瓦礫が散乱。阿部さんは有志の方々と一緒に日々こつこつ片付け、今ではずいぶんときれいになった。

自宅前には太平洋が広がる。海辺からは数百メートルといった距離。なだらかな傾斜の先にたつ家は一階の天井まで浸水した。

阿部さん自身は当時、車で逃げようとした時、津波にさらわれたが、幸運なことに乗った車が畑の横にある木の間に挟まり助かったのだ。

「この木はね、命を助けてくれた、御神木なのよ。」

そう、阿部さんは教えてくれた。

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この日は、レスキュー隊任務を終え、岩手山田町での滞在最後の日。

畑を頑張っている、元気なお母さんがいると聞き、阿部さんを訪ねたのである。

阿部さんとはこの日が初対面だが、いろんな事をお話してくれた。

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畑の話。

海の話。

家族の話。

むかしの話。

人との出会いは、不思議なものだな、という話。

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一緒に海辺を散歩。

歩いていると、力強く、青くのびる草木をみかけることができた。

ところどころに芽吹く小さな命も。

「芽吹くものにカメラをむけてあげてね。」

と、阿部さん。そのアドバイスはとても素直に聞き入れることができた。

あたり一面は土色一色。しかし、そこに色づくもの、芽吹くもの。
それを見つけては、やさしい眼差しでみつめる阿部さんの表情が印象的だった。

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朝からおじゃまして、気がつくともう夕方になっていた。

何気ない時間も経つのはあっという間だ。

「みなさんも連れて、また、遊びにきてね。」

はい、必ず来ますね。

そう約束して阿部さん宅を、山田町をあとにした。

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芽吹くものに、これからが良い季節です。

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先日、阿部さんよりうれしいメールが届いた。

”木々の芽吹きの風景にも音を感じる季節です。我が家に新しい家族ができました。”

3月生まれの、げんきくん。

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そして、御神木にも芽が生えましたよ、と。
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畑もこんな感じに元気に育っています。
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